Aberystwyth 城

　ノルマン征服王の貴族、ギルバート・デ・クレア（Gilbert de Clare)により、12世紀初期にモットアンドベイリー（Motte and Bailey)様式で海岸に臨む高台に建設された。

　その後石造化されたが、ウェールズの豪族から度重なる攻撃を受けている。1221年にはヘンリー3世からウェールズ王（Prince of Wales)の称号を得た、スリウェリン大王（Llywelyn the Great)が占領している。

　エドワード1世のウェールズ侵攻により落城し、その後エドワード1世お抱えの城設計者のジェイムズ(Master James of St George)により再建された。

　15世紀初頭のオウエン・グレンダウアー（Owain Glyndwr)の反乱の際は一時占領されたが、直ぐにイギリス軍が取り戻した。

　チャールズ1世の時代には貨幣製造所が設置され銀貨が製造されていた。内乱（Civil War)時代に王側に与したが、1649年の敗戦で城は破壊された。現在城は公園となっており、城門(NorthTower)の一部のみが残っている。