Acton Burnell 城

以下の写真はWikimedia Commons 「http://commons.wikimedia.org/wiki/File:ActonBurnellCastle2.JPG」より転載。

　1284年1月28日にエドワード1世から城としての建設許可（Licence of crenellate)が出る。城主のロバート・バーネル（Robert Burnell)は聖職者（Bishop of Bath and Wells)で、エドワード1世の大法官（Lord Chancellor)を務めた。

　城はノルマン（Norman)時代の矩形（Rectangular)様式で建設され、その中でもホールキープ（Hall-Keep)様式を思い起こさせるような復古調で建設された。

　3階建てで、各隅には方形の小尖塔（Turret)が付く。北東の小尖塔には礼拝堂（Chapel)があったが、現在は崩壊している。1階には多くの部屋があり、ノルマン様式の城に多くみられた倉庫にはなっていない。塔上には胸壁（Battlement)が付く小型の城だが、広間には大きな窓があり、外側には堀（Moat)もなく、防衛面は考慮されていない。

　バーネル家は1420年に絶え、その後城は使用されず放置された。

現在、外壁は残るが、屋根や床は落ちている。1825年にエドワード1世はこの城で会合を開き、初めて法律を制定した。この法は場所の名前をとって、アクトン・バーネル法（Statute of Acton Burnell)と呼ばれる。

Acton Burnell 城近くの町：

　　西南西に約35kmのモンゴメリー(Montgomery) 情報