Doune 城
グラスゴウ(Glasgow)とエディンバラ(Edinburgh)の中間にあり、タイス(Teith)川とアードロック・バーン(Ardrock Burn)との交差点に位置し、交通の要所を占めている。
ジェイムズ1世(James I)が、イングランド内に捕縛されている14世紀に第2代オールバニ(Albany)公が建設。キープゲイトハウス(Keep Gatehouse)様式の城。
独特の形をしているのは、オールバニー(Albany)公の個性の表れと言われる。
イングランドのゲイトハウス(Gatehouse)では2本の円形の塔が並び建つことが多くみられるが、この城は「かまぼこ」を立てたような、矩形の城の正面の半分が半円形に膨らんだ形をしている。壁厚は9feetで高さは40feetある。
なお、ゲイトハウスに続く大広間(Greathall)は、ほとんど差がなく接続しているが、一見したところでは、相当後退して建設されているように見える。一種の「だまし絵」的な面が感じられる。
15世紀初頭に王家の所有となったが、16世紀にはオールバニー(Albany)公の子孫に下賜され、その後の結婚により今のモーレイ(Moray)伯の所有となり、現在も 14代モーレイ(Moray)伯の所有する城である。
内乱(Civil-War)には関わらなかったために破壊されなかった。18世紀には朽ちて屋根が落ちたが、現14代伯が修復し、内部も見られるようになっている。
関連URL
Doune Castle (Undiscovered Scotland: The Ultimate Online Guide)
http://www.undiscoveredscotland.co.uk/doune/dounecastle/
Doune Castle - A Virtual Tour (The Lost Fort)
http://lostfort.blogspot.jp/2009/10/doune-castle-virtual-tour.html
Doune Castle Accommodation Information (Britain Express)
http://www.britainexpress.com/attractions.htm?attraction=1379#tabs-5