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Hastings 城

　ノルマン征服王のウィリアム (William The Conqueror)はペヴンジー（Pevensey)に上陸した後、まだハロルド (Harold)王とバトル (Battle)の地で戦闘に及ぶ前に、ヘイスティングスに城を築いた。

　ウィリアム王の戦勝を記録したバイユーのタピストリー（The Bayeux Tapestry：上図参照)には、ウィリアム王の築城の状況が描かれている。

　シャベルのようなもので土を掘り、土を固めて山（Motte)を造り、山には矢来柵（Palisade)があり、頂上には塔（Keep)が造られた。このような城をモットアンドベイリー(Motte and Bailey)様式の城と呼ぶ。

　これらの築城用資材は、ノルマンディー（Normandy)にいる時にノルマンディーでの築城様式に基づいて準備して持ち込んだ。従って、ノルマン征服王朝の城の形態をノルマン様式の城と呼び、モットアンドベイリー様式がその典型的な築城方法である。

　築城には時間がかからない、簡易な木造の城を多く造り、イングランドを席巻して行った。

豊臣秀吉の一夜城（小田原攻めの際の石垣山城＝小田原市早川）と同様に、突然目の前に城がそびえたつことで相手を圧倒した。

　木造の城は、白い塗料が塗られ光り輝いていたとされる。

　その後、ジョン王はフランス軍に占領されるのを恐れて破壊したが、継いだヘンリー3世が再建している。14世紀にフランスからの襲撃で2度落城し、放置された。

　城内の半分が海にのまれてしまったが、東にはヘンリー3世が再建したゲイトハウス（Gatehouse)の円形の塔の跡が見られる。

Hastings

ヘイスティングス(Hastings) 情報

　ヘイスティングスは、イングランドの海岸線を防御する目的で結成された、5港制度(Cinqueports)の港町の一つ。この地方の中心都市として観光客も多く宿泊施設も整っている。各国から英会話学校に通う生徒も多くいて、活気があり、大きなスーパーマーケットも開設され、買い物にも便利。

Hastings Tourist Information Centre (城から南西に約200mにある)

Aquila House, Hastings, East Sussex, TN34 3UY

Tel: +44 01424 451111

冬場は営業時間が短くなるが、通年営業。

Hastingsの3大名物は、

お城とスマグラーズ・アドベンチャーとブルーリーフ水族館

スマグラーズ(Smugglers) は、密輸業者 → http://www.hmag.org.uk/collections/smuggling/

3大名物アトラクション詳細は以下のWebサイトを

ヘイスティングス・カントリー・パーク自然保護区 (Hastings Country Park Nature Reserve )

この季節(12月現在)にこの↓Webサイトを見ると、雪が降っていて寒々とした印象。

しかし暖かい季節には、345haの崖の上からの絶景と、野生生物を楽しむウォーキングができる。

Hastings Rangers の写真↓

ヘイスティングスのイベント情報は以下のサイトをチェック

2013 Key Events (Hastings Borough Council)

Hastings Seafood and Wine Festival: 2013年は、9月14日、15日開催

Seafood and Wine Festival のビデオあり。←みなさん楽しそうですね。

有名なCoastal Currents Arts Festival

2013年は、9月21日～10月6日まで開催。(Coastal Currents 2013)

ニシン好きの人は、Hastings Herring Fairに集合。2013年は、11月9日～10日開催

宿泊情報：

HOTELS IN HASTINGS (Hotels.uk.com)

ヘイスティングス近くの城：

　西に約25kmのベヴンジー(Pevensey) 城、北東に約25kmのカンバー(Camber) 城。、北東に約25kmのライ(Rye) 城。

Hastings 城近くの町：

　　北東に約16kmのウインチェルシー(Winchelsea) 情報