Hay 城

　1070年にノルマン（Norman）征服王朝のウェールズ侵攻の際、ウィリアム・フィッツ・オズボーン（William Fitz Osbern）により建設された、モットアンドベイリー（Motte and Bailey）様式の城。1121年頃に初代ヘレフォード（Hereford）伯が石造化したと推測される。

　イングランドとウェールズの国境地帯に位置し、紛争の激しいところで、 1093年、1165年、1198年、1230年、1231年、1260年、1266年、1298年等に記録に残る戦闘が繰り広げられた。

　小さな城が傾斜地に建設されており、下から眺めても高い丘に建っていないことが判る。現在では通常の民家と変わりなくなって見える。

Hay

ヘイオンワイ(Hay-on-Wye) 情報

　ヘイオンワイ(Hay-on-Wye) は町起こしとして古本屋を誘致し、イギリスでも有数の古書店が集中している町になった。特に夏は、本を探しその本を読みながら涼しい木陰で読書する大勢の読書家・研究者が集まる。

　ヘイオンワイで年に一度開催され、ビル・クリントン氏が「知のウッドストック (Woodstock of the mind)」と呼んだ「ヘイ文学フェスティバル(Hay Festival)」に合わせて訪問するのも一興(2014年は5月22日～6月1日開催)。

　Hay Festival (http://www.hayfestival.com)

　http://www.hayfestival.com/wales/index.aspx?skinid=2&currencysetting=GBP&localesetting=en-GB&resetfilters=true

　冬にもやってるようだ↓(Hay Festival Winter Weekend)

　http://www.hayfestival.com/winterweekend/gallery-festival-2012.aspx?skinid=11

　本棚の一部に使用されている低い石垣は昔の城壁の一部と思われる。

広い駐車場が完備しています。長期滞在者用に料金は安めです。

周辺の情報：町の西に広がる、ブレコン・ビーコン(Brecon Beacons)国立公園では、森林浴をしながら丘陵歩きを楽しむことがでる。読書に飽きたら散策できる、という優れた環境の町。

　"Wake up and smell the Fresh Air" (Brecon Beacons National Park)

　http://www.breconbeacons.org/

　Brecon Beacons National Parkの動画はこちら↓

　http://www.youtube.com/user/BreconBeaconsNPA?feature=watch

ホテル：町には立派なホテルもありますが、「i」でB&Bを紹介してもらうこともできます。ただし、夏休みは早めの手配が必要です(Hay Festival期間中も同様)。

　1～2泊では本も十分に探せないので、短くても1週間、長い人は1月間ほど滞在しているようです。

　Hotels in Hay-on-Wye (Hotels.uk.com)

　http://www.hotels.uk.com/uk/Hereford%20and%20Worcester/Hay-on-Wye-hotels.htm

近くの城: 北北東約5kmのクリフォード(Clifford)城、南東約20kmのロングタウン(Longtown)城、南東約25kmのグロスモント(Grosmont)城。

Hay城近くの町：

　　北東に約40kmのモーティマーズ・クロス (Mortimer's Cross) 情報

　　北東に約40kmのレムスター(Leominster) 情報