Kildrummy 城

　マー（Mar）伯の城。13世紀にギルバート・デ・モラヴィア（Gilbert de Moravia）が建設。13世紀のスコットランドの城として典型的な造り。周囲を城壁（Curtain Wall）が囲み、四隅に4本の塔（Tower)が配置されている。現在徹底的に破壊されているが、窓の造りから、教会と大広間の跡が推定される。

　1306年に、ロバート・ブルース（Robert Bruce）が包囲。1335年にはデヴィッド・オブ・ストラスボギー（David of Strathbogie）が包囲するなど戦跡のある城。

　1374年に、イザベル（Isabel）がアレキサンダー・ステュワート（Alexander Stewart）に掠奪結婚され、ステュワート（Stewart）家がマー（Mar）伯となった。

　1435年にジェイムズ1世（James I）が城を取り上げ、王の城となる。王は城を1507年にエルフィンストン（Elphinstone）に下賜し、1716年にはアースキン（Erskine）家に渡った。

　1715年のジャコバイト（Jacobite）戦闘で最終的に破壊された。

　城の下にある庭園は、手入れが行き届いており、多くの観光客でにぎわう。

KildRummy城近くの町：

　　北西に30kmのダフタウン（Dufftown）情報

　　南東に25kmのランファナン (Lunphanan) 情報