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St Michael’s Mount 城

　ノルマン征服後、ベネディクト（Benedictine)派の教会が建設されたが、現在の教会の基礎は1275年の大地震以降のものである。

　地理上の利点から無頼者が立て籠もることが見られた。1193年にはヘンリー（Henry de la Pomeroy)が島を占拠し要塞化するに及び、カンタベリー大司教のもとに軍隊が派遣された。

　薔薇戦争（The Wars of the Roses)時代の1473年にオックスフォード（Oxford)伯がフランスからイングランド上陸を目指したが果たせず、この島に上陸して籠城した。

　ヘンリー8世の時代になると、海岸防衛政策の一環として、島には兵が常駐したこともあった。

　ドーヴァー海峡の対岸の、ノルマンディー（Normandy)半島にあるモンサンミッシェル（Mont St Michel)と同様、満潮時には離島となるが、干潮時には土手道（Causeway)で徒歩で渡ることができる。