Englland

Tintagel 城

　先史時代や、ローマ時代の遺跡はなく、修道僧の小屋があったと思われるが、600年頃には放置されていた。1000年頃に修道院が建設されたと推測される。

　現在は完全に島になっているが、1000年以上前は、陸続きになっていた。現在、城は本土と島に分断されており、どちらにも城壁の一部が残るのみ。

　ジェフリー・オブ・モンマス（Geoffrey of Monmouth）が1130年頃、ここを訪問。建造物は無かったと思われるが、伝承を基に歴史書を書き、その中でこの地にアーサー王の城があったと言い出し、アーサー王に関連付けられた。

　城は、1145年にヘンリー1世の非嫡出子のコーンウォール（Cornwall）伯レジナルド（Reginald）が建設したとする説があるが、実際には、ヘンリー3世の弟のリチャード（Richard）が1227年にコーンウォール伯となっており、リチャードにより1233年以降に建設されたと推測される。

　ティンタジェル城は年間20万人の観光客が訪れる一大観光地となっている。海外からの観光客も多くみられ、アーサー王の偉大さが表れている。