Windsor 城

　イングランドで一番大きな城。ノルマン征服時代から現在まで「王家の城」として存在し続けている。

　ウィリアム征服王（William the Conqueror)により、1067年テムズ（Thames）川の川岸にモットアンドベイリー（Motte and Bailey)様式で建設された。1165年にヘンリー2世が上庭(upper-ward）に石造りの館を建設し、貝型天守（Shell Keep)を石造化した。その後ヘンリー3世とエドワード3世により城壁や多くの塔が追加され、強化されていった。

　下庭（Lower-ward）には、エドワード4世が王への復位を記念して、1472年からセントジョージ教会（St George Chapel)を建設し始め、ヘンリー8世の1528年に完成した。

　ヘンリー8世が再建したゲイトハウス（Gatehouse)は、多角形の塔に胸壁（Battlement)を施し、中央の刎ね出し狭間（Machicolation)で中世風に飾り立てられている。

　ロンドン市内から、電車で容易に日帰り訪問できる距離にあるので、城の大きさに直接触れてみてください。